「怒り」を適切に表現することで理不尽な状況を解決できる【アダルトチルドレン・毒親育ち】

脱・自己犠牲ライフメソッド 心理カウンセラーの山中望愛(やまなかみらい)です。

アダルトチルドレンが理不尽な状況を解決するには「怒り」の感情を抑え込まずに、感じて、適切に表現することが大切です。

過去の私もそうでしたが、アダルトチルドレンは理不尽だと感じる出来事が自分に起こることが多いと感じているのではないでしょうか。

理不尽な状況を我慢し、耐えることが続くとどうなるでしょうか?

「怒り」を出させずに、無理に感情を抑え込んでいたり、ないものとして扱ったりすると、いつか心身の不調などよくない形で現れる可能性があります。

もしくは、我慢の限界となり、怒りを爆発させて人間関係を壊してしまう可能性もあります。

アダルトチルドレンは「怒り」を感じていない場合も多いですが、感じていないのではなく無意識に感情を押し殺しています。

アダルトチルドレンが理不尽な状況を解決するには「怒り」の感情を抑え込まずに、感じて、適切に表現することが大切です。

ネガティブに思える怒りも適切に表現をすれば、体調を悪くすることもなく、人間関係を壊すこともなく、理不尽な状況を変えることができます。

理不尽な状況に我慢し耐える日々から卒業できるきっかけとなると思いますので、ぜひお読みください。

●「怒り」を抑えるのではなく、「怒り」の感情を感じて、適切に表現することがアダルトチルドレンには大切

「怒り」は感情であり、心で感じるものです。

ネガティブなイメージがあるかもしれませんが、感情自体にはよい、悪いはありません。

喜怒哀楽は自然の感情で誰でも持っているものなので「怒り」をなくそうとする必要もありません。

「怒り」は自分を守るための本能的なもので、大事な何かを教えてくれるサインでもあります。

怒りの表現方法によっては人間関係や信用、信頼を失ったり、相手を傷つけたりすることがあります。

怒りは自然に感じるものなので、上手に表現できることが大切です。

怒ることは困りごとを解決する手段であり、怒ることで相手にやめてほしいこと、理解してもらいたいこと、大切に思っていることなどを伝えることです。

怒りをおさえるのではなく、怒りを感じ、適切に自分がしてほしいことを伝えることで、理不尽な状況でも、解決できます。

●怒らなければ理不尽な状況が続き、それが続くと、自分を否定する気持ちや他者を否定する気持ちがうまれる

怒らないと相手にやめてほしいこと、理解してもらいたいこと、大切に思っていることなどが伝わらず、自分が嫌な状況、困っている状況が続いたり、それが何度もくりかえされたりします。

また、怒らないというのは、悪い意味で自分を主張しないことであり、相手のいいなりになったり、相手にだけ都合のいいようにものごとが進んでしなうことを受け入れているのです。

怒らなければ理不尽な状況が続き、それが続くと、自分を否定する気持ちや他者を否定する気持ちがうまれ、悪循環に陥ります

つまりは怒らないことが理不尽な状況が続いている理由であり、怒ることは困りごとを解決する手段なのです。

怒ることは理解してもらいたいこと、大切に思っていることを伝える手段であると認識することで、怒りの適切な伝え方をどうすればよいかを考えることができるのです。

●怒りの適切な伝え方はIメッセージとアクショントーク

怒ることは理解してもらいたいこと、大切に思っていることを伝える手段であるので、怒る自分にOKをだすことが重要です。

また、伝えるときは、Iメッセージとアクショントークで伝えることが重要ポイントです。

Iメッセージとは?

自分がどういう気持ちなのかを正直に相手に伝える方法です。「私は〜だと思う」「私は〜してほしい」という表現になります。

「私」を主語にすると、自分の感情を自己完結できます。相手に嫌な印象を与えなくなります。

具体例

Youメッセージ:仕事の進捗を共有をしてくれないと、仕事が滞ってしまいます。

Iメッセージ:仕事の進捗を共有してくれると私は助かります。

アクショントークとは?

相手を傷つけずに要求を伝えたり、苦情を言う方法で、あいまいな言葉を使わずに、相手の言動のみにフォーカスします。相手の性格には触れないことが大切です。

1.苦情のアクショントーク

あなたが不満に思っている相手の行動だけを具体的に伝えます。

例:進捗の共有がなかったので、私は心配しました。

2.要求のアクショントーク

相手にどんな行動をしてほしいのか具体的に要望を伝えます。

例:進捗を共有してくれると私は助かります。

この伝え方を実践していくと相手が行動してくれる確率が高まるので、状況が思っている以上に変わっていきます。

周りが〜してくれないという不満を抱えることが少なくなり、イライラを抱えることも減ってきます。

状況によっては相手に直接言うことが難しいこともあるかもしれません。

その場合はメールなどで伝えるといいでしょう。

●怒ることは自分の気持ちを相手に伝える方法の一つなので、恐れないこと

怒りはネガティブな感情なので、怒りの感情は悪いものであり、怒ってはいけないと思いがちですが、適切に表現をすれば、現状をかえる手段となります。

自分の怒りの感情を抑え込まずに、感じること。

感じた怒りは適切に伝えること。

それを伝えたら、嫌われるのではないか、否定されるのではないかという恐れがでてくるかもしれません。

私がやってみた感想ですが、自分が想像したのとは違って、嫌われたり、否定されることはありませんでした。

自分が伝えたことを相手が受け入れてくれるかは相手次第。

それさえふまえておけば、自分の気持ちを相手に伝えた分だけ、心が軽くなります。

人間関係に悩みがあり、相手に対して怒りや気持ちの伝え方をどうしてよいかわからないときはどうぞお試しカウンセリングでお悩みを聞かせてください。

カウンセリングに申し込むことはとても勇気がいることですが、あなたの未来が変わるきっかけとなれたら幸いです。

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